株式会社ボードウォーク
代表取締役社長 飯田 尚一
2018年8月26日
日頃から、弊社のサービスをご利用いただき、大変ありがとうございます。
今般、弊社が電子チケット業務として取り扱うコンサートの一部において、お客様へのチケット申込み受付時の指定身分証の表示においてわかりづらい表現があったことにより、療育手帳をご持参の方にコンサートをご覧いただけないなどのご不便をお掛けしたことが判明いたしました。
ご不便をお掛けし、それにより不快な思いをされた方に対して、弊社として深くお詫びいたします。
弊社といたしましては、今般の事態を重く受け止め、療育手帳により入場を拒否された皆様に対し、返金をさせていただくことといたしました。療育手帳により入場を拒否された方は、弊社の連絡先(下記)までご連絡を頂ければ幸いです。
弊社は、設立以来、コンサートチケットの電子化を推進してまいりました。また、近年は、本人確認作業を強化することによって、いわゆるチケットの高額不正転売問題について断固たる姿勢を示し、アーティストの権利や利益の保護と、お客様が安心してコンサートにご来場いただけることの両立を目的にして事業を行ってまいりました。また、あわせて、弊社は、本人確認作業が、来年以降の大規模な国際スポーツやエンターテインメントのイベントにおけるセキュリティ対策として、非常に重要な意義を持つことも認識しております。
他方で、本人確認作業を実施、強化することは、来場する皆様にとってご不便をお掛けすることでもあるため、弊社としては、本人確認の意義と、来場した皆様にご不便をお掛けすることとのバランスをどのように取るのかについて、常に念頭に置いて、それぞれのコンサートごとに対応してまいりました。
そのような中で、弊社は、今般、コンサート入場時の本人確認作業として指定身分証をお客様にご提示いただく全てのコンサートにつきまして、療育手帳も本人確認のための指定身分証として事前にリストに表示させていただくことにいたしました。
弊社が療育手帳を指定身分証に含めない取扱いとしたのは、療育手帳に複数の呼称や様式があり、極めて多数のお客様を短時間に入場させる必要のある大規模コンサートにおける本人確認作業になじまないとの判断に基づくものでした。しかしながら、療育手帳は障がい者の皆様における日常生活における身分証として社会的に相当程度認められていることや、障がい者の皆様の不利益を少しでも少なくして社会の中で快適な生活を営んでいただくことの重要性を踏まえ、弊社として上記の判断とさせていただいたものです。
弊社は、今後も、弊社の事業目的である、チケットの高額転売の防止による健全なコンサート運営およびコンサートにおけるセキュリティの確保を追求しつつ、コンサートにご来場いただいた皆様に、より一層円滑に、快適に入場し、コンサートを楽しんでいただけるよう精一杯努力し、改善を進めてまいりますので、弊社サービスをご利用いただく皆様におかれましては、引き続き、ご理解とご協力を頂ければ幸甚に存じます。
以 上
連絡先:
ticket board:チケット代返金に関する受付
URL : https://goo.gl/forms/mMbLwwlFOibebKA83